はるの日々

はるです。節目を迎えつつある身体のこと、日々の暮らしのこと、猫のことなどをのんびり前向きに書いていこうと思います。

学校の先生

ニュースで見聞きするだけだけど、学校の先生って、いろんな意味で大変だと思う。けれど、子どもへの影響の大きさは忘れないでほしい。

小学校の卒業間際、最後の通知表が担任から一人一人に配られた。当時30歳代くらいの男性担任は、温厚で面白く、なかなかの人気者。
その担任が、いつもはみんなを名字で呼ぶのに、その時はニックネームで呼びながら通知表を渡し始めた。
わっと盛り上がる教室。みんなのニックネームと共に今までの思い出も甦り、先生さすがーと思いながら自分の番を待つ。
もう少し、もう少しで○ちゃんて呼ばれる筈。

ところが、残り数人になっても私は呼ばれず、不審に思っていると、その担任が
「ごめんな。残りの人はどうしてもニックネームが分からなくって」と驚きの言葉を口にした。

あの時の衝撃は今でも忘れない。

私は6年生の7月にそのクラスにやってきた転校生で、一緒にいた時間は一年に満たなかったし、当時は一クラスに47人くらい子どもがいたけれど。
でも、普段から友達は○ちゃんと呼んでくれていたのに、ちょっと聞いてくれればすぐに分かったのに。

私も含めて5人くらいがニックネームを呼んでもらえませんでした。その時は、自分も周りの友達も、えー!○ちゃんて呼び名があるのにーと明るく抗議して終わったけれど、自分は地味で覚えて貰えない存在なんだと、後々まで思っていました。
ニックネームが分からない子がいるなら、そんなことしなきゃいいのに。
先生は大変です。

金子眼鏡店

乱視と近視が強く、外出の時は勿論、家にいるときでもテレビを見るときなどは眼鏡が欠かせない私。数年前から、フレームの劣化や度の合わなさが気になっていたものの、視力検査は苦手だし、眼鏡は高いしと後回しにしていました。

けれど、最近目の疲れが酷く、またほんとにものが見えなくて、ストレスがいっぱい。飛蚊症で眼科を受診したこともきっかけとなり、眼鏡を新調すべく、東京駅KITTEにある金子眼鏡店に行きました。

結果、行ってすごく良かったです。

男性の店員さんがさりげなく寄ってきて、フレームの特徴をいろいろと説明してくれます。

最初はセルロイドの太めのフレームを見ていたのですが、こんなのもありますよと持ってきてくれたのは、職人さんのお名前がタグに入った金属製の細目のフレーム。
鼻当ての部分がM字型になっていることと、耳のつるの部分にもシリコンが入っていることで、普通のタイプよりも痛くなりにくいんだとか。掛けると確かに楽です。特に鼻当ては、パッド型のものだと、痛いとか跡が着きやすいことに加えて、掃除がしづらいという難点がありますが、この形状ならそれもなさそう。眼鏡も進化しているのですね。

セルロイドも含めて、幾つかのタイプを掛けてみたのですが、レンズに度が入ってないから自分の顔がよく見えない。眼鏡やさんでいつも困ることの一つです。
すると店員さんが、携帯で自撮りして比べてみると良いですよとアドバイスしてくれました。なるほどー。鏡で見るのとはまた違った見え方で、横顔等も確認できます。見比べた結果、店員さんが一番似合いそうだと言ってくれたものが良いことがわかりました。流石です。

検眼してもらうと、今のレンズが全然合っていないことが分かりました。疲れるはずです。丁寧に検査してくれ、どこまで度を合わせたいか、急に度を上げた場合のデメリット等を詳しく説明してくれて、レンズを決定。加工に少し時間がかかるとのことで、受け取りは10日後です。

技術を誇る鯖江の眼鏡。決して安くは無いですが、今回選んだ職人さんのフレームで37000円ほど。レンズが高いかと覚悟していましたが、特注にならずに済むものなどを提案してくださり、比較的一般的な18000円ほどのレンズを選び、しめて55000円。

金子眼鏡店さんは、誕生月に15%オフになるDMを送ってくださるそうで、今後も度を変えたり、フレームのメンテナンスをしたりと、長く使えそうです。そう考えると、55000円も高すぎることはないかな。
新しい眼鏡、受けとるのがとても楽しみです。

衝撃の出会い mature haの帽子

こんな素敵なブランドがあるなんて、全然知りませんでした。

夏になると帽子が欲しくなる私。お洒落に被ってる人を見るたびに羨ましくて、コーディネートのポイントにもなるし、いろんなお店で帽子を見かけるたびに被るのですが、ん?なんか変。悲しいくらい似合わないのです。一緒にいる旦那は、毎回噴き出します。

ある時は、お店の人が、ショートヘアーだと帽子から髪の毛が見えなくて、難しいですよね、とフォローしてくれましたが、ショートヘアーでも素敵に被ってる方、沢山いますよね。やはり、何かが決定的にダメらしい。

それが、そんな私が、昨日衝撃的な出会いを果たしました。
眼鏡を買おうと出掛けたKITTEのスパイラルで、matureの展示即売をやっていたのです。

いつものように、フラフラと被る私。笑う準備をする旦那。

が、がですよ、なんか良いではありませんか。今まさに笑おうとしていた旦那も、あれ?似合うねってなってる。

昨日は、つばの広さ別に三種類の形が売られていて、しつこいくらいとっかえひっかえしましたが、どれを被ってもなんだかお洒落な人に見えるのです。何これ、すごーい!

値段も20000円超えで何これ!?ではありましたが、国内できちんと作られていて、箱に折り畳んで収納することができて、しかもその箱まで絶妙に可愛い。さらにさらに、KITTEでの販売は昨日が最終日で、今ならBIRDS WORDSの可愛いブローチとのコラボ商品もある。迷っている場合ではない!

買いました。買っちゃいました。
本当なら、仕事用のスーツを買うはずのお金が、帽子と眼鏡になりそうです(眼鏡のことはまた今度)。

でも、良いのです。頑張って仕事して、そのお給料でこんな素敵なものたちが手に入る。こんなにワクワクする。

しっかり作られたものって素敵ですね。
私でもちゃんと似合うし、細かなところまでの拘りが伝わってくるし、収納に困る帽子がこんなに美しい箱に仕舞えるし(長方形の箱なので、綺麗に重ねられるのです)。これ以上の帽子は無いかもというくらい素敵です。
昨日まで、その存在を全く知りませんでしたが、ネットで調べると、入荷即完売のショップも多いらしく、リピーター度合いも高いのだとか。納得です。皆さん、良いものを知ってらっしゃる。

こんな出会いがあるから、たまのお出掛けは楽しいです。仕事にも張り合いが生まれるというものです。次の週末に被るのを楽しみに、毎日仕事を頑張り、帰宅後は帽子と箱を眺めて愛でようと思います。

遠方から被災地を思う

日田や朝倉の水害、新聞には変わり果てた町の写真が並んでいて、なんでこんな大木や土砂が流れてくるのか、と信じられない気持ちになる。

地震も大変だけど、水害も水が引いた後の泥の処理や片付けがものすごく大変そうで、着の身着のまま逃げ出して、心身ともにくたびれはてたところに、泥だらけの家の片付けをしなくてはいけない。昨日まで楽しく暮らしていた家や町並みがすっかり変わってしまったのを見るだけで、物凄いショックなのに…。

そして、故郷を離れ、遠く大阪や東京等で暮らしている皆さん。直接の被害は受けていないけれど、もどかしいですよね。心配ですよね。ショックですよね。

なかなか連絡がとれず、現地の状況が分からない。とてもとても心配なのに、周りはそんな遠い地域のことは気にせず談笑している。仕事には行かないといけないし、一人でどんよりしているのも憚られる。無理してテンションを上げるけれど、心底からは楽しめない。なんでみんな水害の話題すらしないんだろう。

今回の水害だけでなく、九州だけでなく、残念ながら災害が起きてしまった地域では、そこを離れて暮らしている沢山の人々も悲しい気持ちになるんですよね。

たまたま今の私の職場では、周りが東京の人ばかりで話が噛み合わないのだけど、少し視野を広げれば、いろんな形で、遠く離れた地域に繋がりや思い出を持っている人がいて、ひそかに悲しい思いをしているんだろうな。
最近は災害が多いから、過去の災害からまだまだ元の姿には戻れなくて、なのにみんなの記憶からは遠ざかってしまったようで残念に思っている人もいるんだろうな。

私自身、まだ動揺の最中ですが、そんな沢山の人たちに思いを馳せながら、一人じゃない、お互い寄り添いましょうねという気持ちで乗り越えたいと思います。今日も一日、力を抜いて頑張りましょう。

水害

またしても大災害。自然の力には叶わないと毎回打ちのめされるけれど、今回は夫の出身地が大雨に見舞われた。

既にご両親は他界し、今は空き家になった実家があるだけだけど、高齢で独り暮らしのおばさんがすぐ近くに住んでいるし、何より、見知った場所の変貌はとても辛い。実家も水につかってしまったかもしれない。夫はどんな気持ちだろう。

そして、遠く離れたこの東京で、周囲の関心の低さが追い討ちをかける。
朝からテレビでは特別体制なのに、全く一言も大雨の話題が出ない。雑談のレベルでも出ない。
やっぱり、関東の人にとって、九州は遠く離れた場所なんだなあ。
思えば、去年の地震の時も、ものすごーく他人事感が漂っていて、精神的に辛かったなぁ。今もなんだか辛いなぁ。

でも、でもでもでも、ネットではたくさんの気遣いや応援の言葉が寄せられている。ご自分も過去の災害で大変な想いをされた方や遠く離れた地の方が終息を祈ってくれている。ありがたいことです。

自分もそういう気遣いができる人になりたい。いや、なろう。誓います。くじけている場合ではない。頑張ります。

高温多湿

気がつくと7月。今年ももう半分が過ぎたのですね。

最近は寒暖差の激しい時期が多く、それでも梅雨にしては雨が少ないと思っていたら、この蒸し暑さ。子どもの頃、蒸し暑い西の地域で過ごしたので、暑さには耐性があると思っていたのですが、だめですね。

先日、一年に一度あるかないかの大きな仕事を終えたばかりということもあり、緊張と解放で心身ともにアンバランスなところに、追い討ちをかけるような蒸し暑さ。ぐったりしてます。疲れが抜けない…。

この時期は、植物にとっても過酷なようで、萎れたり虫がついたり、みんなお疲れぎみです。

自然の営みには逆らえない。ペースを落とし、そのゆっくりさを楽しむことにします。食欲があるのが幸いかな。

梅仕事

梅が店頭に並ぶのもそろそろ終わり。
駆け込みで梅酒を仕込みました。

f:id:sakananoharu:20170625130835j:plain

いつもお酒を変えて仕込むのが楽しみで、黒糖焼酎を使ったり、ラム酒等の洋酒を使ったり。
今年は、熊本の焼酎で仕込もうと思っていたのですが、近所の酒屋さんに残念ながら球磨焼酎の在庫がありませんでした。

焼酎も日本酒も豊富なその酒屋さん。相談すると、東京の蔵元が作る梅酒用の日本酒があるというので、今回はそれにしてみました。

日本酒は焼酎よりも甘味があるので、氷砂糖は少な目に。浸かるのも早いとのこと。氷砂糖を半分にして仕込みました。どんな味になるのか、今からとても楽しみです。