はるの日々

はるです。節目を迎えつつある身体のこと、日々の暮らしのこと、猫のことなどをのんびり前向きに書いていこうと思います。

学校の先生

ニュースで見聞きするだけだけど、学校の先生って、いろんな意味で大変だと思う。けれど、子どもへの影響の大きさは忘れないでほしい。

小学校の卒業間際、最後の通知表が担任から一人一人に配られた。当時30歳代くらいの男性担任は、温厚で面白く、なかなかの人気者。
その担任が、いつもはみんなを名字で呼ぶのに、その時はニックネームで呼びながら通知表を渡し始めた。
わっと盛り上がる教室。みんなのニックネームと共に今までの思い出も甦り、先生さすがーと思いながら自分の番を待つ。
もう少し、もう少しで○ちゃんて呼ばれる筈。

ところが、残り数人になっても私は呼ばれず、不審に思っていると、その担任が
「ごめんな。残りの人はどうしてもニックネームが分からなくって」と驚きの言葉を口にした。

あの時の衝撃は今でも忘れない。

私は6年生の7月にそのクラスにやってきた転校生で、一緒にいた時間は一年に満たなかったし、当時は一クラスに47人くらい子どもがいたけれど。
でも、普段から友達は○ちゃんと呼んでくれていたのに、ちょっと聞いてくれればすぐに分かったのに。

私も含めて5人くらいがニックネームを呼んでもらえませんでした。その時は、自分も周りの友達も、えー!○ちゃんて呼び名があるのにーと明るく抗議して終わったけれど、自分は地味で覚えて貰えない存在なんだと、後々まで思っていました。
ニックネームが分からない子がいるなら、そんなことしなきゃいいのに。
先生は大変です。