はるの日々

はるです。節目を迎えつつある身体のこと、日々の暮らしのこと、猫のことなどをのんびり前向きに書いていこうと思います。

身体のこと~若き日の悩み

突然ですが、私はとても毛深いです。

うちの家系は、父方は顔立ちは今一つだけれど、背が高く、色が白くて肌が綺麗。
叔母達は、かなりお歳を召した今でも、惚れ惚れするもち肌の持ち主。

一方母方は、富士額から眉、目元にかけてがくっきり美しく、南方系の美人顔。でも、肌は浅黒くて毛深い。

私。両方のマイナスを見事に受け継ぎました。
あ、肌の色だけは白い方です。良いところはこれだけです。

自分が毛深いと気づいたのは、小学校一年生の二学期の朝。始業式で校庭に並んでいたら、私の腕は産毛がびっしりなのに、隣のA君の腕はつるっつる。
きっとA君はこんがり焼けているからに違いない。
その時はそう思いました。一生懸命、日焼けしようとしました。

思春期を迎え、毛深い悩みは段々深刻に。
何しろ、腕も脚も太い毛がびっしり。特に膝下はすごくて、スナップ写真でも毛が生えているのがしっかり分かるくらいなのです。母や母方の叔母達は、夏休みになると、私の手足も脱色してくれましたが、だんだんそれではおさまらなくなり…。

唯一の美点だと思った肌の白さも裏目に出て、黒い毛とのコントラストがばっちり。

そんな状況だったので、ただでさえ苦手な体育はもっと嫌いになりました。水着はおろか、ノースリーブの服もNG。肌色のストッキングも穿けない。うえーん。

剃ったり抜いたり、いろいろしながら大人になり、やがて医療脱毛の施術を受けられるようになりました。広告を見て、美容皮膚科へ。
高かったけどやって良かった。自分で稼げるってありがたいことです。

脇から始めて、膝下や腕へ。お医者さんや看護師さん達も、多いねぇという毛の濃さ。料金は時間制なのですが、倍の人数でサービスしてくれるほどでした。
Vラインもやりました。お陰でスポーツクラブに行けるようになりました。

通いはじめの頃は、針を刺して脱毛する方法しかなかったのが、少ししてからレーザー脱毛登場。
20歳代前半では、なぜか顎の髭まで数本とても濃くなり、これもレーザーのお世話になりました。

抜いてもらった場所は、少し毛穴が目立つものの、ほとんど毛が生えなくなり、普通に膝丈スカートやノースリーブを着られます。

あれから約20年。
あんなに悩んでいた毛深さを、最近では忘れることすらあります。

技術の進歩と、脱毛する前から気にせず付き合ってくれた夫に心から感謝しています。

若い頃読んだ雑誌には、脱毛の他にも、一重瞼を二重にするとか、歯の並びを綺麗にするといった広告が沢山並び、一方では髪が薄いことに悩む人もいて、悩みって尽きないんだなあと、変に納得したものでした。

本格的な夏に向かい、電車やテレビやいろんなところで脱毛の広告を目にする機会が増えました。
ふと、若くて悩んでいた頃のことを思い出したのでした。