はるの日々

はるです。節目を迎えつつある身体のこと、日々の暮らしのこと、猫のことなどをのんびり前向きに書いていこうと思います。

食欲の秋。料理下手を克服したい!

家事のなかでは、料理が一番苦手です。
掃除や洗濯は、元の状態にいかに効率よく戻すかが問われるけど、料理は毎回違うものを作らないといけない。それが苦痛なのです。

幸い、夫が料理できるので、夕飯は夫が作ってくれたり、二人だから外食したりで済むけれど、なんとか克服したいな。

料理本はそこそこ持ってます。買って、読んで、満足。ダメですね。

たまに台所に立つことはあるけれど、こんなに料理を億劫に感じるのは何故か。考えてみると、毎日のことだからだと思い至りました。
掃除や洗濯は週に数回で済むけど、料理は毎日。しかも違うものを作らないといけない。
思えば、子供のころから、今日なに食べたい?って聞かれるのが憂鬱だったなぁ。

献立を考えるのが苦手。何を買ったら良いか分からないから買い物も苦手。この二つを乗り越えられるよう、献立作成アプリをダウンロードしてみました。
最長で一週間単位の献立を作ってくれて、買い物リストまで出てくる。便利な世の中です。
一度に全部は無理だけど、出来そうなところからやってみます。
平日は仕事でぐったりなので、まずは土曜日から。
一週間分を見越した買い出しも大事ですね。
ちょっと楽しみになってきました。

山中塗

夏休みを利用して、金沢へ行きました。まさかの日帰りです。

金沢や松本、盛岡など、自然豊かな城下町で、手仕事の匂いのするまちが好きです。金沢は、行きたいと思いつつ、遠くて諦めていました。

それが新幹線で片道二時間半。京都までと同じくらい。十分日帰り圏内です。

自宅をリノベした後、温泉旅館に泊まって美味しいものを食べるという図に魅力を感じなくなり、愛猫もいるので、ますます腰が重くなっていたのですが、日帰りなら話は別です。

美術館やお城なども見つつ、山中塗の汁椀を買いたくて、ガイドブック片手に訪れました。

城下町で県庁所在地のまちは、何故どこもあんなに素敵なのでしょう。旅行ではなく、住んでみたい。
魅力に溢れています。
思いの外観光客が多いことに加え、最近の東京ではすっかりご無沙汰してしまった夏の日差しに翻弄されながらも、山中塗の製造・直販所を訪れると、嫌でもテンションが上がります。

最初は、拭き漆の器を買おうと思っていましたが、いろいろ眺めているうちに、朱の漆に黒を重ねたものに心変わりしました。糸底だけは赤くて、でも黒い漆の所々で朱が透けていて。使ううちに、少しだけ朱の透け具合が増すそうです。

合わせて、間伐材の杉に漆を塗った利休箸も買いました。どちらも、見た目や持った感じが素晴らしいのに加えて、お値段もリーズナブル。毎日のお味噌汁や麺ものに使えそうです。使い込んで表情が変わるのが楽しみです。この夏のよい思い出になりました。

眼鏡を変えたら

金子眼鏡店の眼鏡。丸い金縁っぽいフレームで、今までの赤くてスクエア型のとはかなり印象が変わった。一番思うのは肌の色。

私は割とすぐに顔が赤くなる。これが、小さいけれど悩みで、暑くても寒くても、お酒を飲んでもすぐに真っ赤。そこに赤いフレームの眼鏡をかけているから、更に赤さが強調される気がして…。

新しいフレームも、結果的には少し赤が混じっているけれど、全体の印象は金。レンズもうっすら茶色くなっている。おお、肌の色見も違って見える。赤みが強調されにくい!
だけど、なんだか顔色が悪いようにも見える。眼鏡選びって、む、難しい。

なので、少しだけ口紅を塗ってみた。指についた分をぽんぽんと頬にも乗せる。あ、良いかも。
眼鏡にあわせて、髪型も変えたくなってきたな。
単純だけど、こういう気持ちって大きいのかも。
視界もくっきりしたし、眼鏡を変えて良かったです。

学校の先生

ニュースで見聞きするだけだけど、学校の先生って、いろんな意味で大変だと思う。けれど、子どもへの影響の大きさは忘れないでほしい。

小学校の卒業間際、最後の通知表が担任から一人一人に配られた。当時30歳代くらいの男性担任は、温厚で面白く、なかなかの人気者。
その担任が、いつもはみんなを名字で呼ぶのに、その時はニックネームで呼びながら通知表を渡し始めた。
わっと盛り上がる教室。みんなのニックネームと共に今までの思い出も甦り、先生さすがーと思いながら自分の番を待つ。
もう少し、もう少しで○ちゃんて呼ばれる筈。

ところが、残り数人になっても私は呼ばれず、不審に思っていると、その担任が
「ごめんな。残りの人はどうしてもニックネームが分からなくって」と驚きの言葉を口にした。

あの時の衝撃は今でも忘れない。

私は6年生の7月にそのクラスにやってきた転校生で、一緒にいた時間は一年に満たなかったし、当時は一クラスに47人くらい子どもがいたけれど。
でも、普段から友達は○ちゃんと呼んでくれていたのに、ちょっと聞いてくれればすぐに分かったのに。

私も含めて5人くらいがニックネームを呼んでもらえませんでした。その時は、自分も周りの友達も、えー!○ちゃんて呼び名があるのにーと明るく抗議して終わったけれど、自分は地味で覚えて貰えない存在なんだと、後々まで思っていました。
ニックネームが分からない子がいるなら、そんなことしなきゃいいのに。
先生は大変です。

金子眼鏡店

乱視と近視が強く、外出の時は勿論、家にいるときでもテレビを見るときなどは眼鏡が欠かせない私。数年前から、フレームの劣化や度の合わなさが気になっていたものの、視力検査は苦手だし、眼鏡は高いしと後回しにしていました。

けれど、最近目の疲れが酷く、またほんとにものが見えなくて、ストレスがいっぱい。飛蚊症で眼科を受診したこともきっかけとなり、眼鏡を新調すべく、東京駅KITTEにある金子眼鏡店に行きました。

結果、行ってすごく良かったです。

男性の店員さんがさりげなく寄ってきて、フレームの特徴をいろいろと説明してくれます。

最初はセルロイドの太めのフレームを見ていたのですが、こんなのもありますよと持ってきてくれたのは、職人さんのお名前がタグに入った金属製の細目のフレーム。
鼻当ての部分がM字型になっていることと、耳のつるの部分にもシリコンが入っていることで、普通のタイプよりも痛くなりにくいんだとか。掛けると確かに楽です。特に鼻当ては、パッド型のものだと、痛いとか跡が着きやすいことに加えて、掃除がしづらいという難点がありますが、この形状ならそれもなさそう。眼鏡も進化しているのですね。

セルロイドも含めて、幾つかのタイプを掛けてみたのですが、レンズに度が入ってないから自分の顔がよく見えない。眼鏡やさんでいつも困ることの一つです。
すると店員さんが、携帯で自撮りして比べてみると良いですよとアドバイスしてくれました。なるほどー。鏡で見るのとはまた違った見え方で、横顔等も確認できます。見比べた結果、店員さんが一番似合いそうだと言ってくれたものが良いことがわかりました。流石です。

検眼してもらうと、今のレンズが全然合っていないことが分かりました。疲れるはずです。丁寧に検査してくれ、どこまで度を合わせたいか、急に度を上げた場合のデメリット等を詳しく説明してくれて、レンズを決定。加工に少し時間がかかるとのことで、受け取りは10日後です。

技術を誇る鯖江の眼鏡。決して安くは無いですが、今回選んだ職人さんのフレームで37000円ほど。レンズが高いかと覚悟していましたが、特注にならずに済むものなどを提案してくださり、比較的一般的な18000円ほどのレンズを選び、しめて55000円。

金子眼鏡店さんは、誕生月に15%オフになるDMを送ってくださるそうで、今後も度を変えたり、フレームのメンテナンスをしたりと、長く使えそうです。そう考えると、55000円も高すぎることはないかな。
新しい眼鏡、受けとるのがとても楽しみです。

衝撃の出会い mature haの帽子

こんな素敵なブランドがあるなんて、全然知りませんでした。

夏になると帽子が欲しくなる私。お洒落に被ってる人を見るたびに羨ましくて、コーディネートのポイントにもなるし、いろんなお店で帽子を見かけるたびに被るのですが、ん?なんか変。悲しいくらい似合わないのです。一緒にいる旦那は、毎回噴き出します。

ある時は、お店の人が、ショートヘアーだと帽子から髪の毛が見えなくて、難しいですよね、とフォローしてくれましたが、ショートヘアーでも素敵に被ってる方、沢山いますよね。やはり、何かが決定的にダメらしい。

それが、そんな私が、昨日衝撃的な出会いを果たしました。
眼鏡を買おうと出掛けたKITTEのスパイラルで、matureの展示即売をやっていたのです。

いつものように、フラフラと被る私。笑う準備をする旦那。

が、がですよ、なんか良いではありませんか。今まさに笑おうとしていた旦那も、あれ?似合うねってなってる。

昨日は、つばの広さ別に三種類の形が売られていて、しつこいくらいとっかえひっかえしましたが、どれを被ってもなんだかお洒落な人に見えるのです。何これ、すごーい!

値段も20000円超えで何これ!?ではありましたが、国内できちんと作られていて、箱に折り畳んで収納することができて、しかもその箱まで絶妙に可愛い。さらにさらに、KITTEでの販売は昨日が最終日で、今ならBIRDS WORDSの可愛いブローチとのコラボ商品もある。迷っている場合ではない!

買いました。買っちゃいました。
本当なら、仕事用のスーツを買うはずのお金が、帽子と眼鏡になりそうです(眼鏡のことはまた今度)。

でも、良いのです。頑張って仕事して、そのお給料でこんな素敵なものたちが手に入る。こんなにワクワクする。

しっかり作られたものって素敵ですね。
私でもちゃんと似合うし、細かなところまでの拘りが伝わってくるし、収納に困る帽子がこんなに美しい箱に仕舞えるし(長方形の箱なので、綺麗に重ねられるのです)。これ以上の帽子は無いかもというくらい素敵です。
昨日まで、その存在を全く知りませんでしたが、ネットで調べると、入荷即完売のショップも多いらしく、リピーター度合いも高いのだとか。納得です。皆さん、良いものを知ってらっしゃる。

こんな出会いがあるから、たまのお出掛けは楽しいです。仕事にも張り合いが生まれるというものです。次の週末に被るのを楽しみに、毎日仕事を頑張り、帰宅後は帽子と箱を眺めて愛でようと思います。

遠方から被災地を思う

日田や朝倉の水害、新聞には変わり果てた町の写真が並んでいて、なんでこんな大木や土砂が流れてくるのか、と信じられない気持ちになる。

地震も大変だけど、水害も水が引いた後の泥の処理や片付けがものすごく大変そうで、着の身着のまま逃げ出して、心身ともにくたびれはてたところに、泥だらけの家の片付けをしなくてはいけない。昨日まで楽しく暮らしていた家や町並みがすっかり変わってしまったのを見るだけで、物凄いショックなのに…。

そして、故郷を離れ、遠く大阪や東京等で暮らしている皆さん。直接の被害は受けていないけれど、もどかしいですよね。心配ですよね。ショックですよね。

なかなか連絡がとれず、現地の状況が分からない。とてもとても心配なのに、周りはそんな遠い地域のことは気にせず談笑している。仕事には行かないといけないし、一人でどんよりしているのも憚られる。無理してテンションを上げるけれど、心底からは楽しめない。なんでみんな水害の話題すらしないんだろう。

今回の水害だけでなく、九州だけでなく、残念ながら災害が起きてしまった地域では、そこを離れて暮らしている沢山の人々も悲しい気持ちになるんですよね。

たまたま今の私の職場では、周りが東京の人ばかりで話が噛み合わないのだけど、少し視野を広げれば、いろんな形で、遠く離れた地域に繋がりや思い出を持っている人がいて、ひそかに悲しい思いをしているんだろうな。
最近は災害が多いから、過去の災害からまだまだ元の姿には戻れなくて、なのにみんなの記憶からは遠ざかってしまったようで残念に思っている人もいるんだろうな。

私自身、まだ動揺の最中ですが、そんな沢山の人たちに思いを馳せながら、一人じゃない、お互い寄り添いましょうねという気持ちで乗り越えたいと思います。今日も一日、力を抜いて頑張りましょう。